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決算対策・節税
公開日:2015/04/23 更新日:2015/04/23
節税方法②固定資産の棚卸で節税対策
固定資産を取得した場合、主に減価償却計算のために固定資産台帳に記載して個々の資産を管理します。事業を営む期間が長くなったり、保有している資産の数が増えたりすると、固定資産台帳に記載されている資産が実在しないことがしばしば起こります。このようなときは、節税のチャンスです。
固定資産の棚卸
固定資産の棚卸とは固定資産台帳に記載されている資産が実在するかどうかを確認する作業をいいます。商品在庫の棚卸と同じと考えてよいでしょう。
一番の目的は、会社の資産の実態を把握することです。実在するはずのものがなくなっている場合、廃棄したことを記録していなかったのか、貸し出したままになっているのか、それとも盗難にあったのか、原因を探り出すきっかけになります。
もう一つの目的は節税対策です。固定資産台帳に記載されているのに実在しない資産については、固定資産除却損が計上できます。固定資産除却損を税務上の経費にすることで法人税の節税につながります。さらに毎年1月に市町村に提出する固定資産税の申告書で資産の減少を申告すれば、固定資産税も減らすことができます。
実務上の注意点
固定資産除却損を税務上の経費にするためには、廃棄証明が必要になることがあるので、事前に確認することをおすすめします。また廃棄はしないものの、今後も使う見込みのない資産について固定資産除却損を計上する「有姿除却」という方法もあります。ただし、税務上の経費にするための要件が厳しいので、事前に税理士によく確認してください。
減価償却が終わって帳簿価額が少ない固定資産の場合は、除却したとしても節税効果は限定的です。しかし、固定資産の棚卸のそもそもの目的は会社の資産の実態を把握することですから、最低でも1年に1回は実施することをおすすめします。固定資産税の申告書は毎年1月に提出するので、固定資産の棚卸は年末に実施するのがよいでしょう。